本日、経済産業省は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(以下「伝産法」)に定める伝統的工芸品として、愛知県の「尾張仏具」、長崎県の「長崎べっ甲」、沖縄県の「南風原花織(はえばるはなおり)」の3品目を新たに指定しましたのでお知らせします。
官報掲載に合わせて本日経済産業省からプレスリリースも行なっておりますので、合わせて御確認下さい。
愛知県の「尾張仏具」、長崎県の「長崎べっ甲」及び沖縄県の「南風原花織」について、平成28年12月21日に開催した産業構造審議会製造産業分科会伝統的工芸品指定小委員会において審議を行った結果、新規指定することについて了承されたことから、本日、官報告示によって、経済産業大臣指定品目となりました(当該審議会における、これにより、伝統的工芸品は225 品目、うち愛知県は13 品目、長崎県は3 品目、沖縄県は15 品目となります。
尾張仏具は、江戸時代初期頃から愛知県名古屋市を中心に生産されてい る工芸品です。尾張近郊で採れる良質な木材を資源に、江戸後期、 下級武士の内職として発展しました。 木製漆塗製品が中心で、多様な工程と、色鮮やかな仕上がりが特徴で す。
長崎べっ甲は、江戸時代以降長崎県長崎市、諫早市を中心に生産されている工芸品です。厚みや色合いなどを手作業により丹念に調整し、緻密で精巧な技法が特徴であり、髪飾り等の小物だけでなく、宝船等の大物製品も製造されています。
南風原花織は、明治時代以降沖縄県南風原町において生産されている織物です。組織織で構成された花のように美しい立体的な柄には、クヮンクヮン花織・チップガサー・喜屋武八枚等独特の名称や模様が存在します。
本日、経済産業省は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(以下「伝産法」)に定める伝統的工芸品として、愛知県の「尾張仏具」、長崎県の「長崎べっ甲」、沖縄県の「南風原花織」の3品目を新たに指定しましたのでお知らせします。